XAMPPのセキュリティ設定ページが変わってからのまとめページが意外に無かったので作ってみた。
2017年2月現在のWordPressローカル環境インストールまでを記載しています。

手順を番号で示しています。
途中「1-2」や「29-2」という予備番号がある所は、その手順が必要無い人は飛ばしてください。

◆WordPressのローカル環境
WordPressを本番サーバーのみで運用してると、ちょっとした設定変更をしただけでも管理画面に入れなくなったりして復旧に時間かかったり、初心者は1からやり直しだったり・・・。
というわけで、ローカル環境(自分のPC)に検証用のWordPressを用意しておくと、色々試せるので便利。

スポンサーリンク


■XAMPPを入手
1.XAMPPダウンロード
以下のURLにアクセス。
https://www.apachefriends.org/jp/index.html
このTOPページに本番サーバーと同じPHPのバージョンがあれば、そのバージョンに合ったXAMPPをダウンロードしてください。
PHP7など、XAMPPのTOPページに無い場合は、TOPページの「Download now」をクリックし次のステップに移ります。


1-2.XAMPPをダウンロード
※必要ない人はスキップしてください。
自分のローカルPCのOSと本番サーバーのPHPのバージョンに合ったものをダウンロードしてください。
※32bit版しかありませんが、64bitのWindows8/8.1/10で問題なく動いています。
https://www.apachefriends.org/download.html


■XAMPPインストール
2.ダウンロードしたexeファイルをクリック
「xampp-win32-7.1.1-0-VC14-installer」
※↑はPHP7.1.1用のexeファイル名です。
※ちなみに俺のWindows PCは、Mcafeeのセキュリティーソフトがインストールされていますが問題無くXAMPPをインストールできました。


3.XAMPPインストール開始1
「Yes」をクリック


4.XAMPPインストール開始2
「OK」をクリック


5.XAMPPインストール開始3
「Next」をクリック


6.XAMPPインストール開始4
「Next」をクリック
※WordPressだけを使うのであれば、以下の4つのみチェックで問題ありません。
・Apache
・MySQL
・PHP
・phpMyAdmin
もちろん、全部チェック入れてインストールしても問題無いです。


7.XAMPPインストール開始5
「Next」をクリック
Cドライブ直下に置くのがベストです。

Cドライブ直下


8.XAMPPインストール開始6
「Next」をクリック
※チェックを入れると「Learn more about Bitnami for XAMPP」のページが開きます。チェックを外してインストールして問題ありません。


9.XAMPPインストール開始7
「Next」をクリック


10.XAMPPインストール開始8
インストール中になります。


11.XAMPPインストール完了!
「Do you want to start the Control Panel now?」に
チェックを入れたまま「Finish」をクリック


■XAMPP起動
12.言語選択
初回起動時に英語かドイツ語のどちらかを選択。


13.XAMPP起動完了!
無事インストールが完了したら、以下のようにXAMPPが起動します。


14.ApacheとMySQLの起動
「Apache」と「MySQL」の「START」をクリック


15.ApacheとMySQLの起動完了!
「Apache」と「MySQL」が緑色の背景になり、利用しているPort(s)が表示されます。
※Port(s)に番号が表示されない場合は、Skypeが邪魔をしている場合があるので、Skypeを停止させて「Apache」と「MySQL」の「Start」をクリックし直してみてください。
要はXAMPPで使いたいPort(s)が、他のアプリケーションですでに使われているとApacheとMySQLが起動できないみたいです。


16.phpMyAdminにログイン
「MySQL」の「Admin」をクリックし「phpMyAdmin」にログイン


17.phpMyAdminログイン完了!

スポンサーリンク


◆セキュリティ設定
■MySqlパスワード変更
2016年辺りから話題になっているXAMPPのセキュリティーページ消滅w
以下手順で設定してください。
ちなみにこのセキュリティ設定をしなくても、XAMPPの利用とローカルへのWordPress利用も可能です。

18.コマンドプロンプトを立ち上げる
Windowsマーク>すべてのアプリ>Windowsシステムツール>コマンドプロンプト で開けます。
コマンドプロンプトを開いたら、「cd c:\xampp\mysql\bin」と入力しEnterを押す。
⇒コマンドプロンプトでディレクトリを移動することになります。


19.「mysqladmin -u root password」と入力しEnterを押す。


20.「New password:」と表示されるのでパスワードを入力しEnterを押す。
「Confirm new password:」と表示されるのでもう一度同じパスワードを入力しEnterを押す。
「c:\xampp\mysql\bin>」と表示されれば変更完了


ここで phpMyAdminにログインしようとするとエラーになるので、
続けて以下設定を行う。


■phpMyAdminのパスワード変更
config.inc.phpの設定を変更します。

21.「config.inc.php」ファイルを開く
「TeraPad」などのphpファイルを編集可能なテキストエディターで以下ファイルを開く。
C:\xampp\phpMyAdmin/config.inc.php


22.「config.inc.php」ファイルの編集
21行目の「$cfg[‘Servers’][$i][‘password’] = ”;」の
「”」の間が空白になっているのでコマンドプロンプトで設定したパスワードを入力し保存


23.phpMyAdminが正常に表示されればOK!


■データベースの作成
24.「データベース」をクリック


25.データベース作成
「データベース名」 任意のデータベース名を入力
「照合順序」  「utf8_general_ci」を選択
「作成」をクリックしデータベースの作成が完了
※任意のデータベース名でいいですが、実際にサーバーにアップロードしてるものと合わせると便利だと思います。


■WordPressを入手
26.WordPressダウンロード
以下のURLにアクセス。
右側にある「WordPress4.7.2をダウンロード」をクリック。(2017/2/19現在)
https://ja.wordpress.org/


27.「wordpress-4.7.2-ja」という圧縮フォルダがあるのでクリックし開きます。

圧縮フォルダを開くと以下のようにWordPressがあります。


28.WordPressフォルダを移動
本番サーバーと同じようにローカル側も配置すると、本番とローカルの比較検証する時とか色々と便利です。

本番サーバーでルートディレクトリにWordPressを設置している場合は、ローカル側では以下フォルダに移します。
C:\xampp\htdocs\wordpress
(エクスプローラーで上記フォルダに移動する場合は、以下の表記になります。)
(PC>Windows(C:)>xampp>htdocs)


29.WordPressインストール1
ルートディレクトリに設置している場合、ブラウザに以下アドレスを入れると、本番サーバー上にWordPressを設置した時と同じ画面が見えます。
http://localhost/wordpress/


29-2.ルートディレクトリ以外に設置する場合
※必要ない人はスキップしてください。
※複数のサイトを公開してるなどで、ルートディレクトリ以外にWordPressを置きたい場合は注意が必要!
かつ、「wordpress」のフォルダ名も変更している場合は、サーバーのディレクトリ名に合わせる必要があります。

俺の場合はローカルのディレクトリ設定も独自ドメインもどきにしてて、本番サーバーとローカルのデータやり取り時の置換を楽にできるようにしています。
・独自ドメインもどきの設定方法→https://downpicker.com/2017/04/06/wordpress_likedomain/
※WordPressインストール前にやっておくと便利。

かつ、実際のサーバーではルートディレクトリの下にサイト毎のディレクトリがあり、そのディレクトリ内にWordPressを設置しています。
ドメインだけで表示される設定方法

■ローカル
WordPress設置場所 C:\xampp\htdocs\downpicker\wordpress
URL http://downpicker.localhost/

※htdocsがルートディレクトリ
※downpicker、wordpressは、自分が設定している本番環境に合わせてディレクトリを作ってください。
ルート直下のディレクトリ名(赤字部分)を独自ドメインもどきにすると、本番とローカルのデータ移行が楽になります。
※wordpressは、自分が設定している本番環境に合わせてください。

■本番サーバー
WordPress設置場所 ルートディレクトリ\example\wordpress
URL http://downpicker.com

※example、wordpressは、自分が設定している本番環境に合わせてください。


30.WordPressインストール2

データベース名 設定したデータベース名
ユーザー名 root
phpにログインするユーザー名
ログインパスワード 空白
phpにログインするユーザー名のパスワード
ホスト名 localhost
テーブル接頭辞 wp_
設定した接頭辞

※いずれも設定を変更した場合は、その情報を入れてください。

入力を終えたら「送信」をクリック


31.WordPressインストール3
「インストール実行」をクリック


32.WordPressインストール4
「サイトのタイトル」、「ユーザー名」「パスワード」「メールアドレス」を入力し「WordPressをインストール」をクリック
※ローカル環境なので「検索エンジンでの表示」はチェック不要。


33.WordPressログイン
いつもの画面ですね。
「ユーザー名またはメールアドレス」、「パスワード」
それぞれ入力し「ログイン」をクリック


34.WordPressローカル環境設置完了!
これでローカル環境でWordPressを使えるようになりました!

スポンサーリンク


<参考サイト>
わどぷれ.com
http://xn--p9j2a1dj.com/local/win10-xampp/
※途中までっぽいです。

バズ部
http://bazubu.com/xampp-wordpress-23795.html

RYUS blog
http://ryus.co.jp/blog/about-xampp-5621/


◆広告
■デジロック






■ペパボ






■お名前.com


1件のコメント

  1. こちらこそ、ありがとうございます!
    セキュリティの部分、なぜか誰も細かく載せてなくて、俺も苦労しました。

    お役に立てたのであれば、こちらも凄い嬉しいです。
    コメントありがとうございました!

  2. 役立ちました!

    phpを初心者から練習しようと思ってxamppにたどりついたのですが、
    ほかのサイトを見てもセキュリティ設定ができませんでした・・・

    初期設定でつまづくと何もできない状態で大変です。
    ありがとうございました!

コメントを残す

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください