最近流行りの、いやもはや常識になったサイトの常時SSL化。
Google検索も常時SSLにしているサイトが優先的に表示されると発表されてから久しく、日本のレンタルサーバーも続々常時SSLに対応。
今回遅ればせながらWordPressのサイトをSSL対応してみました。
CORESERVER(コアサーバー)の新しくなったコンパネでの設定方法をマニュアル化してみたので参考にどうぞ。
※正直、どこのサーバーでもサーバー側の設定は簡単にできるので、WordPress部分とリダイレクト部分が参考になると思います。
■環境
・サーバー:CORESERVER
・ルートディレクトリの下にサイト毎のディレクトリがあり、そのディレクトリ内にWordPressを設置
※ディレクトリ設定はこちら→https://downpicker.com/archives/1734
!WordPressについては、何かする前に必ずバックアップを取ることをお勧めします。!
■サーバーのSSL化
CORESERVERのマニュアル:https://www.coreserver.jp/support/manual/security-free-ssl.php
1.コントロールパネルにログインしたら「サイト設定」をクリック
4.SSL欄の「無料SSL」を選択し、「サイト設定を変更する」をクリック
※対象のドメインがAレコードでCORESERVERに結び付いている必要があります。
Aレコードの設定は利用しているDNSサーバーの管理画面で変更してください。
またAレコードを変更してもすぐにはインターネット上には反映されないため、
環境にもよりますが、2,3時間待てば確実です。
5.CORESERVERのSSL化完了!
といってもすぐにSSL接続はできません。
俺の場合1時間以内にはSSL接続できるようにはなりましたが。
■WordPressの設定
6.WordPressにログインしたら「設定」の「一般」をクリック
7.URLの変更
http://をhttps://に変更します。
■入力内容
・WordPress アドレス (URL) |
https://example.com/wordpress |
・サイトアドレス (URL) | https://example.com |
※WordPressを設置しているディレクトリとサイトのトップページのURLを別にしているため、このような設定にしています。
最後に「変更を保存」をクリックします。
■サイト内のURL変更
記事や固定ページ内にあるhttp://example.com/を、https://example.com/にし、内部リンクや内部の画像リンクを変更します。
「Search Regex」を使うと一括でできるので便利ですが、事前にバックアップしていないと間違った時に戻すのも大変なので注意してください。
9.プラグイン「Search Regex」を検索
検索窓に「search regex」と入力し、Search Regexを表示させたら「今すぐインストール」をクリックします。
10.Search Regexのインストールが完了したら「有効化」をクリック
11.Search Regexが有効化されたら「プラグイン」の「Search Regex」をクリック
12.サイト内のURL変更(置換)
■項目毎の設定
・Source |
Post content |
・Limit to | No limit |
・Order by |
Ascending |
・Search pattern |
http://example.com |
・Replace pattern |
https://example.com |
・Regex |
チェックは入れない |
※Search pattern:置換前
Replace pattern:置換後
ということになります。
入力画面の下のボタンを押すと確認、もしくは実行することができます。
※実行すると元に戻すのが大変なので、注意してください!
「Replace」:どのように置換されるか表示するだけ
「Replace & Save」:置換を実行
■リダイレクト設定
13.サイトのルートディレクトリにある.htaccessを編集していきます。
14.htaccessの編集
※1回.htaccessをダウンロードし編集してから再アップロードしても、サーバー上で編集してもいいですが、編集前にコピーしてバックアップを取っておくことをお薦めします。
http://example.com/へのアクセスをhttps://example.com/にリダイレクト(転送)させるコードを追記します。
・コード
<IfModule mod_rewrite.c>
RewriteEngine on
RewriteCond %{HTTPS} !=on [NC]
RewriteRule ^(.*)$ https://%{HTTP_HOST}%{REQUEST_URI} [R=301,L]
</IfModule>
※表示するために”<”を全角にしていますが、実際はすべて半角で追記します。
以上の設定で常時SSL化が完了です!
<参考サイト>
https://nelog.jp/wordpress-ssl
正直、俺のサイトは不要なのではないか?と思うくらい、上記のサイトだけ見れば様々な情報が載っています。
SSL化のチェック方法や、Google Analytics、その他色々変更すべきことの記載もあるので、ぜひ参考にしてください。