◆ローカル環境のドメインもどき設定
XAMPPを使ってローカル環境のWordPressと本番環境のWordPressで、データ移行をする時に便利な設定です。
この設定はしなくてもいいですが、独自ドメインを使っている場合、移行で必要な置換が分かりやすくなります。
XAMPPやWordPressのローカルインストール方法はこちら
■今回の内容
XAMPPのhtdocsをルートディレクトリとして考え、その直下にサイト毎のディレクトリを作成するとした設定となります。
– | 本番 | ローカル |
今回の設定 | downpicker.com | downpicker.localhost |
通常 | downpicker.com | localhost/downpicker |
※downpicker.comを例として説明し、downpicker.localhostを独自ドメインもどきとしているので、downpickerの部分は、任意の文字に置き換えて設定してください。
特に複数のWordPressをローカルで動かしていて、ディレクトリを分けている時にかなり有効です。
上記のような通常設定だと、localhostの後のディレクトリを分ける必要があり、置換の際にややこしくなりますが、今回の設定をしていれば、独自ドメインと同じような形で分けられます。
■ディレクトリ(フォルダ)設定
1.XAMPP内の「htdocs」をルートフォルダとして考え、その中にサイトのTOPページとしてのディレクトリを作成します。
2.WordPressの設置場所
サイト毎のディレクトリTOPにWordPressを置きます。
■独自ドメインもどき設定
3.「httpd-vhosts.conf」を編集します。C:\xampp\apache\conf\extra\httpd-vhosts.confを「TeraPad」などのphpファイルを編集可能なテキストエディターで開きます。
4.「httpd-vhosts.conf」を編集していきます。
##NameVirtualHost *:80 先頭の「##」を削除
##<VirtualHost *:80> ~ ##</VirtualHost> 間を削除し、「##」を削除
※<>は、本来半角<>となります。
5.編集後の内容
以下のように3つの部分を編集したら、上書き保存します。
編集前 | 編集後 |
##NameVirtualHost *:80 | NameVirtualHost *:80 |
##<VirtualHost *:80> ~ ##</VirtualHost> |
・1つ目のVirtulalHost <VirtualHost *:80> DocumentRoot “C:/xampp/htdocs/” ServerName localhost </VirtualHost> ・2つ目のVirtulaHost |
■ホスト設定
6.設定した独自ドメインもどきに接続するホスト(hosts)設定をします。
ここはおなじみの設定となる人もいるのでは?
特定のIPアドレスの接続時に強制的にホスト(文字列)に接続するようにする設定です。
C:\WINDOWS\system32\drivers\etc\hostsを開きます。
7.「hosts」ファイルを編集していきます。
下の2行の先頭の「#」を削除していき、後ろ側のホスト部分を編集していきます。
127.0.0.1 localhost
::1 localhost
8.編集後の内容
127.0.0.1 ローカルループバックアドレスのホスト部分を、作成したディレクトリに合わせて修正し上書き保存します。
9.XAMPPのコントロールパネルで「Apache」を再起動します。
10.独自ドメインもどきで接続完了!
http://downpicker.localhost/wordpress/
に接続すると、本番とほぼ同じURLでWordPressのインストール画面に接続できます。
無事できたということで、良かったです!
お役に立てたのであれば、私の方こそ嬉しいですw
ローカルだと遠慮せずに色々試せるので楽しいですよね!
ご返信ありがとうございます。
アドバイスをいただき落ち着いてやり直してみたところディレクトリ名を間違えて表記していた部分がありました。
無事本番サーバーをローカルにコピーできました。
お手数をお掛けして申し訳ございませんでした。
非常にわかりやすく参考にさせていただきありがとうございました。
本番環境のWordpressをまずは置きます。
下記の8番の手順です。
https://downpicker.com/archives/1687
ただ、ほりやまさんの場合、ディレクトリ名が違うとのことですので、ローカルもディレクトリ名を同じにした方が分かりやすそうです。
本番とローカルで、ルートから同じ場所に保存してるか?
wp-config.phpの編集はできてるか?
.htaccessの編集はできているか?
を、ご確認いただけるといいかと思いますmm
はじめまして、参考にさせていただきました。
不明な点があり質問させていただきます。
独自ドメインもどきの設定済みでXAMPPを使用してローカル環境を構築しました。
本番環境のWordpressのフォルダ名が違う場合、新規のWordpressはダウンロードせず、XAMPP内のhtdocsにディレクトリを作成し本番環境のWordpressファイルをそのまま置いたらいいのでしょうか?
上記のようにした際にWordpressのログイン画面が出せず、サイトのみ表記されるのですがWordpressで編集するにはどのようにしたらいいでしょうか?
無知で申し訳ございませんが、調べてもなかなか出てこないためアドバイスいただけたらと思います。
返信が遅くなりすいません。
どちらのサーバーをご利用されているか分からないので、今私が分かるところでお伝えさせていただきます。
・前提
あさださんが持っているドメイン:○○○.com
作成されたディレクトリ:△△
それぞれのサーバーで、○○○.comを該当のディレクトリ(△△)で表示する設定を事前にお願いします。
設定方法
ロリポップ:https://lolipop.jp/manual/user/chg-plan/#p-domain01
コアサーバー:https://www.value-domain.com/userguide/manual/domainwebcs/
■ロリポップ
http://example..chips.jp/△△/wordpress/
↑ルートディレクトリ:http://example..chips.jp/
ftpソフトやWebFTPで見ると、「/」だけの部分です。
※chips.jp:利用者によって異なります。
■コアサーバー
/public_html/△△
※コアサーバーの場合、「/public_html」の上にもディレクトリがありますけど。
まずはローカルのデータを移行する前に、単純に本番のwordpressが独自ドメインで表示されるかだけやってもいいと思います。
データ移行はその後でもできますので。
もし、他のサーバーをご利用されている場合、調べますので気軽に仰ってください。
また、細かい情報も教えていただければ一緒に設定しますので、BBSの書き込み(DOWN PICKER名義)にあるメアド宛にメールをいただけるか、twitter等のDMでご連絡くださいmm
ありがとうございます
ローカル環境では、貴サイトのようにhtdocsの下にディレクトリを置き、その中にwordpressフォルダを置いてあります。その後、こちらを参考にしてURLはhttp://○○○.localhost/wordpress/となりました。
本番環境では、正直wordpressフォルダをアップロードする場所がよくわかっていないのですが、「同じ場所」とはどこを指すのでしょうか?
ご質問ありがとうございます。
前提としてですが、本番とローカルは同じ場所にWordPressはあるでしょうか?
私の場合、本番もローカルもルートの直下ではなく、下記のようにルートの中にサイト毎のディレクトリを置き、その中にWordPressを置いています。
https://downpicker.com/archives/1687
こちらのサイトを参考に独自ドメインもどきにして、xamppでwordpressのローカル環境を構築しました。いざサーバーにwordpressをアップロードし、.htaccessを修正するとinternal server errorが出てしまいます。
独自ドメインもどきでのローカルから本番環境に移行する際の.htaccessの修正方法は普通の方法と比べ何か違いがあるのでしょうか?
非常に困っております。何卒アドバイスをお願いいたします。